「朝メイクしたのに、昼にはテカってしまう」
「洗顔後はさっぱりするけれど、時間が経つとベタつく」
こうした悩みから、自分は脂性肌だと思っている方は少なくありません。
脂性肌は比較的わかりやすい肌タイプですが、実は誤解されたままケアされやすい肌質でもあります。
皮脂を抑えることばかり意識してしまい、
結果として肌のバランスを崩してしまうケースも多いのです。
この記事では、脂性肌の特徴をあらためて整理しながら、
脂性肌の方がスキンケアアイテムを選ぶ際に意識したいポイントを、順を追って解説していきます。
目次
オイリー肌(脂性肌)の特徴と他の肌タイプとの違い
オイリー肌の特徴とは
脂性肌(オイリー肌)とは、皮脂の分泌が活発な肌状態を指します。
皮脂は本来、肌の表面に皮脂膜をつくり、水分の蒸発を防いだり、外部刺激から肌を守ったりする役割を担っています。
しかし脂性肌の場合、この皮脂が必要以上に分泌されるため、
- 顔全体、またはTゾーンがテカりやすい
- 触るとベタつきを感じやすい
- 毛穴が押し広げられて目立ちやすい
といった状態になりがちです。
また、皮脂が多いことで、
古い角質や汚れと混ざりやすくなり、
ニキビや吹き出物が繰り返しできてしまうこともあります。
一方で、脂性肌は「うるおいが足りている肌」と思われがちですが、
実際には肌の内側が乾燥しているケースも多いという点は、あまり知られていません。
他の肌タイプ(乾燥肌・混合肌)との違い

肌タイプは、単に「ベタつくかどうか」だけで決まるものではなく、
皮脂量と水分量のバランスによって分類されます。
- 脂性肌:皮脂量が多く、テカりやすい
- 乾燥肌:皮脂・水分ともに少なく、カサつきやすい
- 混合肌:Tゾーンは脂っぽく、頬や口元は乾燥しやすい
見た目だけで脂性肌と判断してしまうと、
実は混合肌やインナードライ肌だった、ということも珍しくありません。
そのため、「テカる=脂性肌」と決めつけず、
肌全体の状態を冷静に見極めることが大切です。
脂性肌でも保湿は必要?よくある誤解
脂性肌の方に非常に多いのが、
「ベタつくのが嫌だから、化粧水だけで済ませている」
「乳液やクリームは使わない」というケア方法です。
しかし、肌は水分が不足すると、
それを補おうとして皮脂をさらに分泌します。
つまり、
保湿をしないほど、皮脂が増える
という悪循環に陥ってしまうのです。

洗顔で皮脂を落としすぎたり、
アルコールの強いアイテムばかり使ったりすると、
一時的にはさっぱりしても、時間が経つと余計にテカりやすくなります。
脂性肌であっても、
水分を与え、肌を落ち着かせる保湿ケアは欠かせません。
脂性肌のスキンケアで意識したい基本ポイント
洗顔・クレンジングの考え方
脂性肌の洗顔で最も大切なのは、
「しっかり落とす」より「やさしく整える」意識です。
洗浄力の強い洗顔料や、1日に何度も洗顔する習慣は、
肌に必要な皮脂まで奪ってしまいます。
- 洗顔は朝晩の2回を目安に
- 泡で包み込むように洗う
- ゴシゴシこすらない
この基本を守るだけでも、
肌のベタつき方が変わってくることがあります。
化粧水・保湿ケアの考え方
化粧水は、脂性肌にとって水分補給の要です。
さっぱりタイプであっても、
量が少なすぎると十分な保湿にはなりません。
手のひらで軽く押さえるようにして、
肌になじませることで、角層まで水分が行き渡りやすくなります。
必要に応じて、軽めの乳液やジェルを少量使うことで、
水分が蒸発しにくい状態をつくることができます。
脂性肌向けスキンケアアイテムの選び方
脂性肌に向いているテクスチャー
脂性肌の方が使いやすいのは、
軽く、みずみずしい使用感のアイテムです。
- ジェルタイプ
- さらっとした乳液
- 肌にのせたあとに重さが残らないもの
「油分は絶対NG」と考える必要はありません。
大切なのは、肌に負担をかけず、必要なうるおいだけを補えるかどうかです。
成分を見るときのポイント
成分表示を見るときは、次の点を意識してみましょう。
- 保湿成分がしっかり配合されているか
- 油分が過剰に多くないか
- 肌に刺激になりにくいシンプルな処方か
「脂性肌用」「さっぱり」と書かれていても、
実際の肌との相性は人それぞれです。
使ったときに
「ベタつかないけれど、乾燥もしない」
と感じられるかどうかを基準に選ぶと失敗しにくくなります。
脂性肌は「抑える」より「整える」ケアが大切
脂性肌の皮脂は、無理に抑え込むものではありません。
皮脂が出すぎてしまう背景には、
肌のバランスの乱れが隠れています。
水分を与え、肌を落ち着かせることで、
結果的に皮脂分泌が穏やかになることもあります。
脂性肌は、正しく向き合えば、
トラブルを起こしにくい安定した肌状態を目指すことができます。
まとめ
脂性肌は、皮脂分泌が多いことで
テカリや毛穴、ニキビといった悩みが出やすい肌タイプです。
しかし、
皮脂を落としすぎたり、保湿を避けたりすると、
かえって肌状態を悪化させてしまうこともあります。
大切なのは、
皮脂と水分のバランスを整えること。
自分の肌を正しく理解し、
やさしくケアを続けていくことで、
脂性肌との付き合い方はきっと変わっていきます。









