春のスキンケア、冬とはどう違う？やさしく始める春から夏の肌対策ガイド

春のスキンケア、気になっていませんか？

冬の寒さがやわらぎ、ふんわりとした風が心地よい春。
気分も明るくなる季節ですが、実は肌にとっては少しデリケートな時期でもあります。

「冬と同じスキンケアでいいのかな？」
「なんだか肌がかゆい、赤い、ゴワつく…」
そんな風に感じること、ありませんか？

春は、紫外線・花粉・気温や湿度の変化など、肌にとって刺激の多い季節。
今回は、そんな春から夏にかけての時期にぴったりな、やさしいスキンケアのポイントをご紹介していきます。

冬のスキンケアとの違いって？

冬のスキンケアといえば、乾燥対策が中心でしたよね。
とにかく「うるおいを守る」ことを意識して、クリームやオイルでしっかりとふたをするのが大切でした。

一方で、春になると肌をとりまく環境は大きく変わります。

• 気温が上がり、皮脂の分泌が増える
• 湿度も高まり、肌がべたつきやすくなる
• 紫外線量が急激にアップ（特に3月〜5月）
• 花粉や黄砂、PM2.5など外気の刺激が増加

このため春のスキンケアでは、「うるおいを守りながらも、軽やかで肌にやさしいケア」が求められるようになります。

春に起こりやすい肌トラブルとは？

肌にとって春は、意外とトラブルが起こりやすい季節。とくにこんなことがよく起きがちです。

花粉や黄砂による肌荒れ・赤み

「最近、頬やまぶたが赤くてかゆい…」それ、花粉や黄砂による刺激かもしれません。
微粒子が肌に付着すると、バリア機能が乱れてしまうことがあるんです。

季節の変わり目による“ゆらぎ肌”

春は気温差が大きく、肌もストレスを受けがち。乾燥や皮脂のバランスが崩れて、ニキビや吹き出物が出やすくなることも。

紫外線によるくすみ・乾燥

春の紫外線はじわじわと強くなり、肌の奥にダメージを与えることも。
乾燥やくすみ、肌のごわつきの原因になるので、早めの対策が大切です。

春から夏に向けてのスキンケアポイント5つ

春から夏にかけてのスキンケアは、「軽やかだけど、ちゃんと守る」がテーマです。
季節の変わり目のゆらぎに寄り添いながら、やさしく肌を整えていきましょう。

① 保湿は“さっぱり＋しっかり”のバランスで

春は皮脂の分泌が活発になる季節ですが、「テカリ＝保湿不要」ではありません。
肌の水分と油分のバランスが崩れると、かえって皮脂が過剰に出てしまうことも。

みずみずしく軽い使用感の化粧水や、ジェルタイプの保湿剤で、水分補給はしっかりと。
その上から、やさしい乳液やクリームでうるおいにふたをするのが理想的です。

② 紫外線対策は3月からが勝負！

春の紫外線は、気づかないうちにじわじわと肌にダメージを与えてきます。
特に3月からは、夏と変わらないくらいのUV量になる日も。

日焼け止めは、「外に出るときだけ」ではなく、室内やくもりの日も毎日つけるのが基本。
肌への負担が少ないノンケミカルタイプや石けんオフできる日焼け止めがやさしくておすすめです。

③ 花粉・黄砂・PM2.5にやさしく対応

目に見えない空気中の微粒子は、肌にとって小さなストレス。
肌が敏感になっているときは、できるだけシンプルで低刺激のスキンケアに切り替えてみましょう。

また、帰宅後のクレンジングや洗顔でしっかり落とすことも大切です。
ゴシゴシこすらず、やわらかい泡でそっと包むように洗ってあげてくださいね。

④ 古い角質をやさしくオフして、明るい肌へ

冬の間にたまった角質が残っていると、くすみやごわつきの原因に。
でも、ピーリングなどの強いケアは逆効果になることもあるので注意です。

酵素洗顔ややさしいスクラブ、拭き取り化粧水などを使って、週1〜2回のお手入れで整えてあげましょう。

⑤ 食事・睡眠・ストレスケアもお忘れなく

肌の状態は、体の内側とも深くつながっています。
春は新生活や環境の変化で、知らず知らずのうちにストレスを感じやすい季節。

• ビタミンCやEを含む食材で内側から肌をサポート
• 睡眠のリズムを整えて、肌の再生力をアップ
• 好きな音楽や香りでリラックスする時間をとる

そんな小さな積み重ねが、肌を元気に保つカギになります。

春におすすめのスキンケアアイテムたち

春の肌は、とても繊細でゆらぎやすいもの。
だからこそ、毎日使うスキンケアアイテムは「やさしさ」と「心地よさ」を大切に選んでみましょう。

ここでは、春にぴったりのアイテムの選び方をご紹介します。

化粧水：みずみずしく、でもうるおうタイプを

春は皮脂も出やすいけれど、水分は不足しがち。
さっぱりとした使用感で、角質層までしっかりうるおいが届くタイプがおすすめです。
「アルコールフリー」や「弱酸性」など、肌にやさしい表記があるものもチェックポイント。

美容液：バリア機能をサポートする成分入りを

肌の調子が不安定な時期は、セラミドやヒアルロン酸など、肌のうるおいを保つ成分が入った美容液を選びましょう。
エイジングケア系よりも、「肌を落ち着かせる」「ゆらぎを防ぐ」タイプがこの時期にはぴったりです。

日焼け止め：毎日使えるやさしい処方を

春の紫外線対策には、肌へのやさしさを重視した日焼け止めを。

• ノンケミカル（紫外線吸収剤不使用）
• SPF30〜50で、PA+++以上
• クレンジング不要、石けんで落とせるタイプ

などを選ぶと、毎日ストレスなく続けやすくなります。

洗顔：うるおいを残してやさしく落とす

クレンジングや洗顔料は、やわらかいクリームタイプやミルクタイプが◎。
泡立てネットなどを使って、ふんわり泡で包み込むように洗うと、肌への負担をグッと減らせます。

春のスキンケアで、肌をやさしくリセット

春は、新しい季節の始まり。気持ちが前向きになる一方で、肌にはちょっぴりストレスがかかりやすい時期でもあります。

冬とは違った空気、紫外線の強まり、花粉や黄砂などの外的刺激…。
そんな春の環境に合わせたスキンケアが、これからの肌を守る第一歩です。

大切なのは、“がんばりすぎないこと”。
保湿も、紫外線対策も、角質ケアも、すべて「やさしく・心地よく」を意識してあげてください。

そして何より、自分の肌の声に耳を傾けてあげること。
ちょっとした変化に気づいて、やさしく寄り添うケアを続けていけば、きっと肌も応えてくれます。

季節の変わり目を上手に乗り越えて、晴れやかな夏に向けて、心地よい肌づくりを楽しんでいきましょう！